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すれ違い?

2010年10月19日

学生の頃、京都大丸の地下食料品売り場で、お中元、お歳暮の時期にアルバイトをしていた。
私は海苔売り場で、向かいは海鮮珍味のお店であった。
いつも向かい合っているとだんだんと店員のおばちゃんと言葉を交わすようになった。
そして私は、店頭に並んでいる中の一品”黄金烏賊(烏賊の千切りに数の子を合えたもの)”を
どうしても食べてみたくなり、バイトの終わりに買いに行った。
買いに行くと、親しくなったおばちゃんは、パックに様々の惣菜をこの貧乏学生にくれようとした。
だがその中に”黄金烏賊”は、入っていなかった。
私はお金を払って買うつもりだったので、黄金烏賊が欲しいと伝えると、
彼女は”ただであげるのに何を言ってるの”的なコメントをした。
きっと黄金烏賊は高かったのと、あまっているものを処分する気持ちも若干あったのかもしれない。
私とおばちゃんが知り合いではなく、単純に買い物としてオーダーしたら普通に
黄金烏賊が食べれたと思う。
この時なんともいえない気持ちが残ったのを記憶している。
お金を出して買おうとしているのに・・・。
ただであげるのに贅沢な・・・・。
この両者の気持ちに微妙なすれ違いがあった。
どこがいけなかったのか分らないが、国際問題でもこの感覚があるのではと
最近のニュースを見ながら当時の気持ちを思い出した。