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泣かせる記事

2010年4月21日

 最近、涙することが多くなった、多分年のせいだと思う。
でもかつて、TVや映画を見て泣いていたような気がする、フィクションでも単純に内容に感動したからだ。
ところが最近は、それがフィクションだとわかると、あまり感動しなくなった。
それよりも普通の真実(ノンフィクション)に感動するようになった。
今日も新聞を読んでいて電車の中でウルウルきた。
産経新聞の記事で、“校長先生は読み書きできず”というタイトルでチベットを取材したもの。
チベットでトラックの運転手だった人が、私財を投げ打って学校施設を作り、
恵まれない子供たちを育てているというもの。
年齢が近いのと、彼の生き方考え方が素朴で、純粋であることに感動してしまう。
かつてPRの仕事で、大学生のボランティア先であるタイに同行したことがあった。
彼らの行いは、純粋で素晴らしいものだったが、ボランティア先はタイ政府から紹介されたもので、
他の国からもボランティが来ていた。
そして地元の方々はこのボランティが毎年来てくれることを楽しみにしているようであった。
多分このことが記事になっても私は泣けない。(もちろん立派なことであり応援はしたくなる)
この違いは何だろう。
自分を深く見つめていくと、多分身を削っていないからだと思う。
私財を投げ打って、自分が、校長先生(管理運営者)になり、ともに喜び、苦労するからだと思う。
一定期間が終わると、日本に帰り、反省と次回の準備をする、そして卒業する学生ボランティアと
このチベットの校長先生は別物であると思う。
このチベットの記事は人を動かす力がある。それは真実だから。
本物が物事を動かす、PRも同じだ。真実のみを正しく広め、それが口コミとなり波及効果を生むと思う。