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食育と企業PR

2010年9月17日

食育がいま一つ分らない。
食育の概念はなんとなく理解しているつもりだが、
この概念を元に世間で行われているのは、食育という名の基に都合よく使われ、企業PRになっていることである。
本来子供達に健全な食生活、食の知識、食文化や地産地消の概念を伝えるべきであるのに、
企業PR活動の一環で、食育が捻じ曲がっている。
結局、マスコミ側が利益欲しさに広告の一環、キーワードとして採用している手法に過ぎないような気がする。
学校などで地道に食育の教育が行われていることを願うが、
実際世間に現れる食育は企業PRでの食育論にすり替わっている。
素直にお金を出してくれる怪しげな健康食品や健康関連企業を糾弾する側にあるはずが、
逆にPRの神輿を担いでいる。
その企業が問題にならない程度なら良いという判断だろうか?
問題にならなくても食育の概念からは明らかに外れている商品だと思うが・・・。
かつて私がいた組織販売業界で、わが社は、健全であるとの大蔵省のお墨付きをもらっていたが、
他の怪しげな会社と同じ業界というだけで広告を掲載することは出来なかった。
ある意味マスコミの良識があった。
もちろん当時はサラ金も同様であった。
それが今や銀行がサラ金に出資し、TVCMが多く流れている。
組織販売業界も金さえ出せば広告が出来るようになってきた。
媒体としての良識はどうなったのだろうか?
せめて食育ぐらいは概念を守って欲しい。
でも実際は食育をイベント化すると、どのような形になるのだろうか?
それも具体的なイメージが見えてこない。
それは食育の概念が広すぎるからかも知れない。
納得できる食育イベントを是非見てみたいものである。