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不動産のPR

2010年4月8日

昨日に続いてテーマ別PR。
私が、これまでの経験で最もPR作業が成立しないのが不動産販売。
特にマンション販売。
これまでに何度もPR作業のオファーがあったが、打合せの段階でほとんど消滅した。
クライアント(不動産会社)や広告代理店の担当者としてはすぐに売りに結び付けたいとの意向があり、
販促の一環でしかない。(もちろん他の業種でも同様であるが・・・)
ところがPRの性格上、マスコミに対するニュース提供の立場から考えると、
どうしても売りたい意向が強すぎるPRは成立しない。
例えば、あるマンション販売で、有名な設計者をポイントにPRしようとしても、今回の建物だけを対象にして欲しいと
か、販売不動産会社のエコに対する姿勢をポイントのPR提案など、全て却下である。
イメージは上がるが、すぐに売りに結びつかないのが理由だ。
長期的に見ればイメージアップが売りに結びつくのだが・・・・。
多分東京にある大手の不動産は、長期的イメージ形成としてメディアミックスの中でPRを活用していると思う。
ところが、PR自体を良く理解していない、安い広告ぐらいに思っている人たちは、すぐに売りに結びつかない作業を
発注しようとはしない。それが地方、福岡の現状だ。
大手不動産のオファーであってもそれは福岡支店販売担当者レベルでの話しだ。
企業PRなんかどうでも良くて、目の前のものをすぐに売りたいのだ。
唯一これまでPR作業をしたのが電通と組んで行った”美奈宜の杜”という集合住宅販売のPR。
これは、福岡の甘木市にあり、先進的な試みで、マンションを売るというより街の住民になりませんか的なもので、
大変規模の大きいものであった(2000戸ぐらいの販売)
東京の住宅媒体を対象にプレスツアーを実施するなどのPR手法を網羅し、
多くのマスコミに登場させて、知名度のアップを図った。
長期にわたる販売の為、PR作業が成立した、もちろん電通担当者の見事な思考があってのことだ。
最近は問い合わせがあっても事前に成立しにくいことを先に告げてから説明を聞くようにしている。
両者の時間がもったいないからである。
でもチャレンジは続けたいと思っています。オファーお待ちしています。