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恩送り

2010年7月16日

今日も亡くなった作家井上ひさしの記事が新聞に出ていた。
”恩送り”。
井上ひさしが使っていた言葉でお世話になった人に恩返しをするのではなく、
恩に感謝しながら、別の人に恩を与え、その人が同じ考えで、また別の人に恩を与える、
恩を送っていくということらしい。
学生の頃、先輩に同じようなことを言われたような気がする。
「酒をおごってやったことへの感謝の気持ちを俺に返さずに後輩に同じようにしてやってくれと」
この一言で、この人についていこうという気になった。
無償の愛とか言うけれど、私も含め、現代人はいつから見返りを気にするようになったのだろうか?
やはり拝金主義が横行し出した頃からだろうか。
金儲けが唯一の”善”であったバブルの頃、大事なものが無くなった様な気がする。
その頃、この手の話をするやつは”貧乏人の遠吠え”と言われていた。
かつてチャップリンが言った”愛と勇気とすこしばかりの金があれば人生ハッピィ”の
少しばかりの金っていくら?
とかつて思っていた私も明らかにその種の思考になっていた。
不景気の今、清貧と言う言葉を胸に、バブリーなクライアントに立ち向かう今日この頃である。
”金に物言わせる広告ではなく、ちゃんとしたPRしましょうよ”と。