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新聞とWC

2010年7月1日

新聞の将来が危ぶまれている。
タイムリーな情報のIT発達により、新聞の存在感が薄れていると言う論調だ。
私はこの意見に少し違和感を持っている。
webのニュースは抜粋のニュースであり、
その人の傾向に合わせたニュースをすばやく伝えられると言う触れ込みだが、
新聞全体での斜め読み的なものが出来ない。
時計のアナログとデジタルと同じで、
今の正確な時間を知るには
デジタルだが、前後の時間の流れや全体を思考するときにアナログが見やすい。
新聞も同じで、全体の世の中の流れや雰囲気を感じることが出来る。
特に2,3紙を一緒に読むと非常に分りやすい。
世間ではこの事柄、事件に、ニュース性を感じているのかと分る。
だから私は部数は減っても決して紙はなくならないと思っている。
だが今回のWC(ワールドカップ)では凄く違和感を感じる。
仕方のないことだが、日本の夜中にあった日本戦で、TVでは生中継で見ることが出来たが、
新聞はその日の朝刊でなく、翌日の朝刊に記事が掲載される。
理屈としては、記事の締め切りに間に合わないからと分っているのだが
感覚的には翌々日の朝刊に掲載されることに違和感を感じる。
現地のリポートで選手の心理や現場ならではの情報は入っているが、
感覚的にはおとといの情報だ。
特に勝負の世界は勝ったか負けたが最大の情報だ。
今回、新聞朝刊の締め切り(夜中2時頃)と朝刊が配布されるまでの短い時間帯にニュースが発生するという
普段は殆ど意識しない時間帯であるが・・・・。
WCが始まって毎朝、朝刊を読むたびに違和感を感じる毎日である。
この違和感を払拭するには、TVの生放送では分らない雑誌的な深い情報を提供して読ませるしかないと思う。
頑張れ記者さんたち。!