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PRと販促と2倍麺

2010年6月4日

今、ちゃんぽんの「リンガーハット」と様々な博多ラーメン屋で、2倍麺や替え玉無料が大好評だ。
お得感がお客を集めているようだ。
これまでも定食屋などでご飯お代わり自由とか、大盛りも同じ値段とかいうのはあったが、
全国的なお店が麺2倍というのは珍しい。
聞くところによるとこのキャンペーンで相当売り上げが上がっているようだ。
今日もリンガーハットに行ったら、女子大生やおばちゃんらしき人が一人もくもくと2倍麺を食べていた。
だいたいリンガーハットに、これまで女性一人では入りにくそうであったが、
これも不況の影響だろうか。
多分麺の原価は30円もしない。
この経費でお客が来てくれるなら、販売促進費としては安いものだ。
CMによる広告やプレゼントキャンペーン、そして下手なPRをするより、よっぽど確実だ。
世情を読みきり、この企画を考えた人は素晴らしいと思う。
しかし飲食チェーン店で今後このような形態が増えてくるとあまり効果を発揮しなくなってくるのでは?
やっぱり安くて美味しいが基本か。
但しこれまで行かなかった人が、今回初めてリンガーハットに足を踏み入れるきっかけになれば
それだけでも先行してやった意味がある。
CMやPR、キャンペーン、ポスター等、業界では作業がセグメントされているが、
クライアント的には客が来ればジャンルなどどうでもよいと言うのが聞こえてきそうな単純2倍麺である。